妄想な彼女




そんな美緒の言葉に後ろ髪を引かれつつ、俺は服をグイグイ引っ張られ美術部室に無理矢理連行されてしまった



「なんで、常陸さんは美術部に入らなかったんですか?」


セットを作りながら、1人の部員にふと訊かれた


「………え?」

「こんなに上手いのに。勿体無い。」

「んなことねぇよ…」

「えぇ~?夢とか持たなかったんですか?」


俺だって、夢を持ってたんだけどな…



ま。昔の話だけど…



でも、やっぱ何かを作るのは今でも楽しい…とか、ガラにもなく思ってみたりする




マジで、何思ってんだ俺…


「どうしてだか分かります?」




…ん?