いきなり叫んだ円城に部員全員が飛び上がるように驚いた
「な…っ、なんだよいきなりっ!!」
耳を押さえながら円城に近づくと、円城は人差し指を立てた右手を左右に振った
「ちっちっち…甘いのですっ!!!
砂糖に黒糖を混ぜてメイプルシロップと蜂蜜かけるくらいに甘い!!」
た、たしかに…甘そう…
って、そーゆう意味じゃねぇよなっ!
「ここからなんですっ!沖田にはここからもっと苦しい結末が待っているのです!
あぁ…っ
思い出しただけでも涙がでる…っ」
円城はわざとらしく目頭をおさえた
「沖田は後に命である剣も握れなくなる。庭先で鉢植えの後ろにいる猫を斬るのも出来ぬほどに…っ
沖田は世話してくれていた女将に『もう斬れないっ…斬れないんだっ…』と涙ながらに訴えるんです…
これで終わりと思った人!
ところがどっこいっ!
最期の悲しみが沖田を襲うのですっ……」

