妄想な彼女



………っっ!!!


机に突っ伏していた円城がいきなり立ち上がる


他の部員達もびっくりして円城を見ていた




「あぁぁぁあ~~っっっ!!
だめだっ!!!

でも、でもぉ~~~~~~~お!!!」


頭を抱えながらブンブン振る



「び、病気……?」
「……かも。」


一瞬、本気で病院連れてかなきゃって思ったし。


「な、なんだ?なにがダメなんだっ?」


めっちゃくちゃ勇気を振り絞って話しかけると…


俯いていた円城はゆっくりと…ゆっくりと顔を上げた


「ひぃっ!」



髪に隠れた顔は、一瞬幽霊に見えてしまった


……



バッ!!!!