「ねぇ、ビビった?」

ここでネタばらし。ふふふっ♪びっくりすっかなー?

「ん?わかってたしー。俺霊感あるからなんでもわかるしぃ~。」

えぇー、、バレてたんだ・・・。あたしの迫真の演技を・・・(笑)

「でも、、最初、マジ泣きだったじゃん・・・。マジでごめんな。」

なんか。


三浦がやさしい。変なのー。


「なんかたくらんでんのかー?」

「はぁー?!人の優しさをそんな風に・・・。」

いい奴なのか。

それとも悪魔クンなのか。


ほんとはどっちなんだろ・・・。


「あははっ」

笑いながら三浦を見上げた。




え・・・っ?

三浦は真剣な顔であたしを見つめていた。真っ直ぐに。



ヤバい、反則でしょ・・・。


三浦って



こんなにカッコよかったっけ・・・?


今まで見てきたなかでは、だいぶうるさくてバカっぽい奴なのに。別人みたいじゃん。



「何で泣いたの?」


目が離せなくなった・・・。


三浦は悪魔じゃなかったのかも。


メデューサかも・・・。

「・・・」


じっと見つめられて、やっと下を向いた。

顔が熱かった。男子にこんなにしっかり目を見られたのは久しぶりで。


基弥とは、全く違う目だった・・・・・