「覚えておけ、黒江 美麗。」 ガタンと席を立った佑は、ドアに手を掛けながらくるりと振り返る。 「俺がここにいる限り、もうお前をトップになんか立たせない。 この俺、相川 佑がこの教室の首席奏者だ。」 挑発的な笑みと共にそう言い残し、ヤツは今度こそ去って行った。 何言ってんだヤツは、とか。 見ず知らずの相手になんで唐突にそこまで言われなきゃならないの、とか。 色々言いたい事は沢山あったけれど。 とりあえずは。 あの野郎いっぺん死んでこいッ!! と私は叫ばずにはいられなかった。 ,