ドアが破られ、複数の警察が銃を構えながら真っすぐこちらに向かってくる。 伊織はスッと立ち上がり私に言った。 「…お別れだね、椿ちゃん」 警察の手が伊織の細い腕を掴んだ。 「伊織…!?」 「…黒沢伊織だな。お前を福永百合子殺害容疑とその娘・福永椿の誘拐犯として逮捕する!」