pi...pipipipipi...

カーテンから強い日差しが入ってくる。
もう夏が終わろうとしていた。


「咲~?早く起きなさい~!!」

「はーい」


すると
同時に向かいのドアから
悠也さんが出てきた。

「・・・・ぉっす」

「ぉ…おはよーございますっ」

私は足早に階段を下りた。


明らかに気まずい。

だって、昨日…。
私、悠也さんとキスしましたからね。

知ってるよ。
私と悠也さんは兄妹です。

そんなの絶対許されないことだよ。