「ねーありえなくない?!
 カテキヨ....まぢキモいでしょ?」

私は母をシカトした後
部屋に入り、友人の香織に電話した。


どうやら香織は彼氏が出来たらしく
夏休みはラブラブする予定らしい。
香織は可愛いし、男がすぐ寄ってくる。


てゆーか香織と私の夏休み、
なんでこんなに違うわけ?
すべてはあの糞ババァと家庭教師のせいだ!

『まあ、頑張ってよ咲♪』

電話越しの香織も暢気。
今ならすべてを恨む事が出来る自信がある。




「私の夏休み、返してよー!!!!!!!」

私は電話越しで、そう叫んだ。