「ちょっと~~?咲ィ~~?」

1階からお母さんの声。

「何ーーーーー?!!!!!」

「ちょっと来なさいーーー!!」

自分から呼んでるんだから
自分から来いってな…。

私は1階へと降りた。

「咲、アンタ家庭教師の悠也くんのこと
 どう思う?」


「何?どう思うって…。」

いきなりこんな質問をされてビックリした。
今度は何を言い出すんだこのババァ。

「どうも思ってないんならいいんだけど」

我が母親はそうあっさりと言い切った。

「何?どーいうこと?」

私の母は、一体を何考えるんだ?