サクラちゃんが
施設に行って
もうすぐ1年が経つ。
そしてここは悠也さんの家。
家の物件探しで
偶然出会ったことをきっかけに
私は今、また悠也さんに
家庭教師として教えてもらっている。
この偶然がなかったら
一生もう、私は
いとしい人にめぐり合えなかったんじゃないかと思う。
「え~、もう休憩ですか?」
「俺眠い!咲もおいで?」
悠也さんはそういって
手まねきしてくる。
私は少し恥ずかしそうに
彼の寝ているベットの横に寝転んだ。
「もう、離れないから」
彼はまっすぐ私を見つめる。
私の母と彼の父は
半年前に離婚。
理由は、私たち。
私たちの関係に気づいていて
離婚までしたのだ。

