俺はあの時、反射的にありさを抱きしめてしまった。

愛しくて、愛しくて。

これが、小6の俺が出来る精一杯だった。


あの日からずっと寂しそうな顔してたから…

俺は薄々気付いてたんだ。


紗季が俺の事好きなんじゃないかって。。


でも俺はありさが好きで、紗季も幼なじみとして好きだったから、知らないフリをしてたんだ。


俺は小6になってから更にありさの事を好きになっていった。