「ふぅ~ん はまってるんだ」 ビクッ いきなり裕也の声がした 「ノックぐらいしろよ」 龍と裕也が壁にもたれかかってこっちを見ていた 「いや したよ・・ねぇ 裕也」 「うん 兄貴が気づかなかっただけ」 「ワリィ」 「よかったね。美音みつかって」 ほっとした表情で裕也 「あぁまぁな」 でも かなり弱ってる 口も回っていない もっと遅れていたら 確実に 死んでいた