キリンさんは首が長いので木の上の方までらくらく届いてしまいます。

 おいしそうに木の実を食べています。

「キリンさんぼくにも、木の実をください」

 キリンさんはブタさんに木の実をとってあげました。

 ブタさんは長い首がうらやましく思いました。

 道草をくったので、陽は落ち、暗くなっていきました。

 フクロウのじいさんは森の中にすんでいるので、ブタさんは道に迷ってしまったようです。

「おーい、ブタさんどうしたの?」

 カラスのガアがいいました。

「フクロウのじいさんのところにいきたいんだけど道に迷ってしまったよ」