嘘つきな姫


「えーっ酷い。こんなにカッコイイ俺に…ねぇ愁?」

「彩莉、ポテト食べる?」


「ねー彩〜莉〜!愁〜」


「やったぁ!食べる。愁ありがとう」


「…あやり、しゅ………」


「どーぞ?」


「あや…しゅ……」


「おいし♪」


「それはよかった」


「あ、オレにもちょうだいっ?」


「この後また泳ぐ?」

「いい?ね。俺にも……」


「んー?どうしようか?」


そろそろ会話も続かないし和が可哀想になってきた


愁と目をあわせると


「「ぷっ…」」


「「あははははっ」」


はんべそになっている和に吹き出してしまった

“イケメン”が台無しである。

遊び人や不良、プレイボーイは赤茶の髪と耳に付いた大量のピアスが証明しているだけで本人はそんな雰囲気を醸し出していない。