嘘つきな姫


「いや、えっと…」


「じゃぁ…ちょっとやすもっか?」


「え?」


「飛行機、疲れたんでしょ?」



「え…」

私がバカなこといってるから

愁まで遊ばないの?

私なんかほっとけばいいのに、

「だから休んで…「海っ…」

「海、行こう?」


―シャッ

私はパーカーを脱いで愁の腕を引っ張った


「ん…」