嘘つきな姫


「やっぱ海はこーじゃねぇとなぁ!!!やっほーぃ!!」


和はスゴいスピードでパーカーとビーサンを脱ぎ捨てると早速、歩いてる女の子に話し掛けていた…



「……速ッ」


「ったく…」



………。





「えーっと…っきゃ」


「?」


愁は黒いノースリーブのパーカーを脱ぎはじめた…


「だっ…ぬぃっ…」



「海なんだから、脱がないと海入れないよ?」



「そ、そうだね……」



でもっ…
愁、何か凄く色っぽいと言いますか…
ネックレス?鎖骨にかかるクサリとか…

え、エロい…



「彩莉は?」


「ひゃぃっ!」


変な声でたー!

「クスクス……」


止めてー!
何かスゴいオーラ出てるんだけど…っ


「海…入らないのっ?」


「はい…る……けど…」


パーカー脱ぐのが恥ずかしいんです!


「ん?」