嘘つきな姫


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「いぇーーーぃっ!!ビーチ!海!キレイなお姉さん…………
ってオイ!愁!!なんで人がいねぇーんだよ!?」



確かに…
夏休みのバリ島だってのに…
だーれもいない…


「ん?…プライベートビーチだから?」


は?

プッ…プライベートビーチ!?


な、何者だぁ!?



「えーっ…やだやだやだやだぁっ!!」


「か、和?」


そこまで嫌がる理由が分からない…


「水着の姉ちゃんナンパするんだもーんっ!!!ね?愁?一般貸し出ししてるほうに行こうよっ!愁ーっ」




「んーだって………」


―チラッ

え?私?

今、チラッてみたよね?



「はぁーっ…なぁ…いい加減さ、」
「いい…」

「愁!」


「まだ…いい……行こうか」


「………」 



和の希望がかない愁の家の会社が持っている土地でも一般公開?しているビーチに向った