嘘つきな姫


「し、翔って?」

だれだー?
こんなのつかったのはー!


「弟」


愁は一番奥のドアを開けると中に入っていった


「弟?いるのっ?」


私と和も続く


「うん、今中3、」


リビングらしき部屋には大型テレビ、L字型ソファーその他諸々…

すごく生活感あふれる部屋なのだけど…

「なんか、色々…大きくない?」


テレビなんか薄いくせにめちゃくちゃおっきぃし、ソファーは家の倍位ある、


「そぅ?」

「んなコトねぇだろ?」


あ、この人達お金持ちでした… 

あれ?でも
同じ部屋……?


くるっと見回すとまた3つドアがある、


「あ、真ん中が彩莉の部屋だかんね、」

「和?ぇ?」

和の言っていることが良く理解できない、

「入ってみたら?」

「うん」

愁の言うとおり入ってみる

―カチヤ



「わぁ………!」


お姫様の部屋みたいっ!!
ベッドは上から薄ピンクのレースがたれていて

白・ピンク×レース×フリル

って感じのへや

「気に入った?」

「え?」


「愁がやらしたんだよ、この部屋」

「そーなのっ?」

愁が……?

「ん、」


「ありがとう!!スッゴク可愛い、気に入った!!」

「そっか、」

よかった、と言いながら戻った