「罪悪感感じるなら辞めればいいのに、」



と心を丸読みされた私はフッと勢いよく振り替えると

「宏和。」



「彩莉は、どうして…」

「なんのこと?」

「親父ならともかく母さんにまで、」


他人である父親にまでか実の母親にまで他人行儀の私に不可解な様子の弟


「お父さんもお母さんも大好きよ?」


家でも優等生でいる私


「なぁっ!!!!」



「痛いっ」

宏和は私を壁に押し付けると



「何でっ……俺はっ彩莉のこと、姉ちゃんだと思ってる」


そういうと「わるい」と言って自室に入っていった


「…………“は”じゃないよ。」


私だって…弟だとおもってるよ、

だけど今更、……………