気がつくとティナは木に張り付けにされていた。



両腕両足、身体は縄で縛られ身動きが出来ない。



目を開けると少し離れた場所に大勢の人がいた。



これは・・・いったい・・・?



足元には乾いたわらがティナの足につきそうなくらい盛られている。



「魔女は処刑だー」



「魔女は死ねー」



見ている町民たちがティナに向かって叫んでいる。



どうして・・・!?



唯一、自由になる首だけを動かし見渡すと左の方にあの男が立っていた。