『だよねぇ!!

私もあったもん』


『あたしもだって!

ねぇ もうさ、

嫌われてるって

明日からわからせて

やろうよ。』


『いーね!!

イジメとか

超楽しそう♪

それに 相手は

加菜だしねぇ!』



二人の盛り上がってきた
会話に 香奈は入れずに
ただ焦ったような 顔を
して、和泉の隣に
つったっていた。



そんな三人を
影からぼんやり
見つめながら

あたしは
ただ立ち尽くしていた。