何であたし 『カナ』なんて名前 つけられたんだろう。 カナじゃなかったら こんな思い することなかった。 虚しさに満ち溢れた 心のまま、 止めていた自転車を また一人で走らせた。 よく考えたら あんなことしといて 簡単に許して もらえるわけ ないのにね。 だけど あたしばっか 悪いわけじゃないよね? あんなことしたからって ここまですること …ないじゃん。 ぐっと涙を堪えながら 学校へいった。