・・・・はぁ? 佐伯君は眉間にシワを 寄せながら、 心配そうに あたしを見ている。 『何もないし・・・ てゆうか何で? もういきなよ・・・ 遅刻するよ?!』 苛苛して 怒っている様な 口調になってしまった。 え あたし 顔に出てる? 学校行くの 嫌がってるの。 あんまり好きじゃない 佐伯君に 見透かされた感じが さらにあたしを 腹立たせた。 『うん、 ・・・もう行く。 じゃ、教室でな!』