やっと
女子トイレに着いて


一番奥の
トイレに入り、
ガラにも無く
吐いてしまった。


涙だけじゃ
あたしの中の汚い物は
流れない。

もっと
もっと出さないと。



『おえっ

うっ…うぇっ

ゲホッ…う…』



苦い後味が
口の中に残って
気持ち悪かった。

さっき向けられた
冷たい目線が

和泉や萌や
香奈の瞳とダブって見える。


嫌だ

嫌だ

そしてまた
吐きそうになった。