授業の終わりを告げる
チャイムが鳴った瞬間
誰より早く
席を立ち、
トイレに走り出した。

手足が震えて
動けなくなりそうになるけど、
あの教室に居ることが
何よりも絶えられなくて。


ドンッ


『あっ…』

『うわ!いってぇ!』



人とぶつかって
転んで尻餅をつく。


『おい!気をつけろよ』


立ち上がろうとした
その時に向けられた
冷たい瞳が目に入る。



『ーーーー!!!!』



悲鳴があがりそうになる。

そして
返事をせずに
耳を塞ぎ、あたしはまた走り出した。