『!』



慌てて目を逸らす。
だけどあたしが
目を離した後も、
和泉がじっとあたしを
睨んでることに気づいてた。


・・・何?
なんなの・・・



『萌!』




和泉は自分の席を立ち
萌のところへ走っていく。



『何?和泉』


『香奈はァ~、

 あたしの親友だよねッ!☆』





聞き覚えのある台詞が
聞こえて、
サッと血の気が引いた。