「ねぇ由衣?」 「ん?」 「別に特別じゃなくてもいいんじゃない?」 「え・・・。」 「だってさ、同じクラスなんだよ?話す機会だってたくさんあるだろうし、優って優しそうだから、きっと友達なってくれるよ!ねっ?」 「そうだよね!ありがとう舞!由衣、友達なれるよう頑張るね!」 あたしは首を縦に振った。 あたしもちゃんと恋しなきゃな。 この時あたしは知らなかったんだ。 あの人があたしの事をジッと見てたなんて。