「お前さ、威張ってんじゃねぇよ。そんなちっちぇー身体でうちらに勝てると思ってんの?」 そう言った1人の女の子が手を振り上げた。 あたしはやられると思って目を瞑った。 あぁー、まぁ別にいいや。優太とあたしの為だもんね。 そんな事思ってたらある事に気付いた。 打つの遅くない?あたしはそっと目をあけた。 そこにはあたしの好きな優太が手を振り上げてた女の子の腕を掴んでる姿があった。 「俺の舞に何してるの?」 「え・・・!あの。山城さんの髪の毛にゴミが付いてたから!」