「そういえば、会長さんが探してた」


「ふーん‥」



会長さん‥とはエリカの事だ。


エリカは、この学園の生徒会長をしている。


勉強も運動も出来て、オマケにフランスとのハーフの顔は、鼻が高く綺麗なブルーの瞳でめちゃくちゃ整っていて、


文武両道、才色兼備。


まさに、この言葉がピッタリであろう。



「行かないの?」



優衣の呟きを聞きながら、タバコの煙を吐き出す。



「どーせ、放課後、嫌でも会うしな」



優衣は、少し安心したように微笑むと「そっか‥」と呟いた。