おかしい‥

何でだ?



 ── キーンコーンカーンコーン



「おいこら!神藤!挨拶くらい‥‥」



 ── ガラッ



俺は、授業終了の合図と同時に教室を出た。



向かう先は、勿論会長室‥



「何で授業寝な‥」



はい?



「って、エリカ?」



俺が会長室に入って真っ先に目に入ったのは、この世の終わり、みたいな顔して床に座りこんだエリカだった。