蓮が来なくていいと言ったので、私は、FBIの潜入捜査官を探すために、途中まで目を通した生徒名簿を取り出した。



そして、気になった生徒には付箋を付け、家で調べる‥


と、いう作業を繰り返している。



この学校は生徒数が多いので、一学年見るだけで一苦労だ。



「ふー‥」



気付くと、外は真っ暗になっていた。


時刻は、さっきから1時間程経過している。



蓮は、大丈夫だろうか?



そう考えた時にはもう、私の体は帰る準備を始めていた。



蓮、大丈夫かしら‥