太陽の日差しが容赦なく颯太に降り注がれていく。額から汗が滝のように落ちているのがわかる。 『六回の表、西周高校の攻撃。一番、ショート高波君』 肩が激しく上下している。 「颯太ー打たしていこう!!!」 西条先輩の一言で調子を取り戻したのか、打たせてとるピッチングをするようになった。 毎回ヒットを打たれながらも絶対ホームは踏ませない。 颯太の強い思いが伝わってきた