「ほっとけない‥、ほっとけないよ!!!
何一人で苦しんでんの?もっと周り頼れよ!!怪我が‥肩の故障がこれからの野球人生にどれだけ支障をきたすか‥」


『わかってる。だけど俺は甲子園に行く。そのためなら肩が壊れてもいい』



『宏太との約束を守るためなら
俺は投げ続ける』


アイツの言ってることが理解できなかった。

野球は甲子園が全てじゃない。


大学に行けば、あわよくばプロになれるかもしれない。


今肩を壊したら、
一生投げられないんだよ?


そんなリスクを背負ってまで



甲子園に行く必要がどこにある?