「おい、なんで颯太がっ」 『俺が聞きてえよ!!夕張が勝手に引っ張ってきたんだっつーの』 『やっぱり、甲子園に行けたのは渋谷先輩の力があったからっす。野球部やめても先輩は俺の誇りっす』 あーそういうことね。 記念ボールが一個多かったのは、颯太の分だったわけ。 夕張はほんとスキだったもんね、颯太のこと。 いつもいつも金魚のフンみたいに後ろにくっついてさ~。