玲羅先生にアピールでもしにいくのか・・・
いくらお嬢様とは言え、私は次女。
姉だって、兄がいる安心感からおしとやかーって訳でもない。
猫を被っている訳じゃないけど・・・
やっぱり疲れる。
ドンッ
いったぁ!!
あっ・・・
「玲羅先生・・・申し訳ありません・・・」
『大丈夫だ。西園寺、なにか悩みごとでもあるのか?』
「いえ、大丈夫です。」
『そうだ。西園寺は明日欠席だよな??』
「はい、ご存知でしたか。」
『あぁ、顔合わせだったな。ご両親から聞いている。』
何故、父が??
あ、玲羅家とは面識があるんだったっけ・・・

