はぁ
まだ、昨日のことが信じられない。

『あっ、亜梨沙おはよ』

『由莉亜…おはよ』

『あれ??どうしたの??元気ないじゃん』

ヤバッ
あたし、すぐ顔に出るんだよね。

『大丈夫だよ』

『ホントに??』

『うん』

『そっか、じゃあ、行こうか』

『うん。行こう』

そういって行こうとすると、昨日の王子様とご対面。
今は、まだ、心の準備が…

『あっ、亜梨沙チャンおはよー』 

そういわれたとたんそこにいた女子全員が、あたしを見る。

『…黒川くん、お…はよ』 
『じゃあ、またね』

『…うん。バイバイ』 

隣にいた由莉亜がびっくりしていた。

『亜梨沙、どういうこと??』

あたしは、昨日のことを全部話した。

『実は…』