ダダダダダ・・・・・・
バンッ!!



「姉ちゃんっ!!
どーする?!
何にする?!」


匡亮がとびきりの
笑顔で、部屋に
飛び込んできた。



「あはっ。
匡亮の笑顔久しぶり。
どうしよっか。
ネっ?!」



ガチャ・・・


「失礼します。
朱華お嬢様、
匡亮お坊ちゃま、
登校時間が
過ぎて居りますが。」



「ごめんね。
今日も行かないんだ。」

「あたしも
行かないの・・・。
ごめんね。」



家政婦が少し苦笑い。


噂によると、
家政婦があたし達を
学校に行かせないと、
首になるとか・・・。
ならないとか・・・。


・・・どうでもいいケド・・・。


あたしがクビに
なって欲しく
ない奴は、
ただ1人・・・。


留歌・・・。


「かしこまりました。
失礼します・・・。」


家政婦が部屋を
出ようとした。

「あっ!!えっと・・・
何かお菓子
持ってきて。」


お菓子が無性に
欲しくなった。


「かしこまりました。」


家政婦は一礼し
部屋を出て行く。



「何がいいかなあ〜っ。」