「百恵、ごめん……。」 「朱華。ちょっと みてくるねっ」 雪香は掲示板を 指差し、あたしに 笑顔を向けて走った。 「行かないで……」 もう涙が止まらない。 体さえ、動かない。 帰りたい。 やだ…………。 雪香。 離れていかないで。 雪香……………。