ただ…抱きしめて

どのくらいの時間が経ったのだろうか。


茉葵はベッドの上で膝を抱え、眠っていた。


いつの間にか、部屋が暗くなっている。


鳴り響いたお腹の音。


身体は正直だと、笑みが溢れる。


彼は、私だけ生きていることをどう思っているのだろうか。