注文をしてから数分後、 マスターがコーヒーを 持ってきてくれる。 それを飲みながら、 彼をちらりと見る。 彼はただ、ぼんやりと光っている。 どこか淋しげに見える青い光が ゆっくりと点滅する。 さっき見た、赤や黄色の華やかな色とは 全く違う。 玲奈は、青い光のほうが好きだ。 どこか落ち着く。 そんな気がするから。