「何でって・・・わからないのー??」

わかるわけないでしょ!!!
と、思いながら頷いた。

「そーとー鈍いな。直美」
「なっ。失礼な。」

「まぁまぁ。あのね、なっちゃんはすでに慎と関わってるじゃん!?」
「うん。」

「だから、狙われるの」
「あぁ!!そっか。しかも裏って情報の回るスピード早いしねー」

やっと納得の出来た私に、2人は苦笑いしていた。




午前の授業が終わり、帰る準備をしていた。
今日は、午前授業なの。

くつを履いて校門にむかった。




ブォンブォン!!ブォンブォン!!
複数のバイク音が聞えた。


「直美ーー!!!」

私を呼ぶ女の子の声が聞こえた。
私と親しい女の子なんて、一人しかない。


「莉香!!」

莉香が校門の傍に、葵と一緒にたっていた。