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「慎也君、ありがと。また明日ね」

私は家の近くの公園まで送ってもらった。

「なんだよ。家まで送るって。」


だめだめ!!
「今日は家はダメ!!絶対ムリ」

「いや、そんなに否定しなくても。何でダメなんだよ」


そ、それは・・・
「あ!今度教えるっーーじゃねっ」

そぉいってシュバッと家まで帰って言った。




あー・・・絶対変に思われたよね。
でも、今日はダメなんだよぉぉ!


「ただいーー・・・」
ま、を言い終わる前に、何かがあたしに抱きついた。

「おっかえり~♪」
「加奈さん!いつも急に抱きつくなって言ってるじゃないですか」
「だって~。可愛い妹ちゃん見たら抱きつきたくなるわよ」


この人は加奈さん。
名字不明の兄貴の彼女。

美人でスラッとしてて、料理もできて、あたしからみると完璧!
欠点は・・・駄々っ子ってとこ?

「もぉー何日振りかしら・・。直美ちゃんに会えなくて死にそうだったわ~」

はいはい。
しななくて良かったデスね!!

ギュゥ~っときつく抱きついて来た加奈さん。
そろそろ苦しいんですが・・・