「‥ユキちゃん??」 「すいません…っ」 「ユキちゃん、待って!!!!」 溢れ出した涙を拭いながら 俺の方を振り向かずに走っていった。 追いかけないと! ユキちゃんがこのまま、 いなくなってしまいそうで怖かった… ユキちゃんっ、何処だよ!! 走るのが苦手な俺は ユキちゃんを見失ってしまった。 俺がユキちゃんだったら 何処へ行く‥‥? 俺たちが出逢った、 白菊公園!! 俺はすぐに電車に乗った。