ちょっと
上手く滑れたから油断したな‥;

「だっ大丈夫ですか?!
 雪まみれ!!」


雪で真っ白な俺に
心配して駆け寄ってきてくれた。

「何とか‥」


犬みたいにぶるぶる体を振って
雪を落とした。

「それより
 俺ほんの少しだけど滑れてたでしょ?
 転ぶ前とか...」

「はい★
 海斗さんすごくかっこよかったです♪」


「かっこいい‥?
 そんなわけ‥最後転んだし…」

「いいえ。
 一生懸命な姿とかかっこよかったです♪
 私、一生懸命な人好きですよ」