「芽衣……寝ないで作ってたの?」 朝ご飯の為に?? すると芽衣は泣きそうになりながら俯いた。 「だって……耀に喜んでもらいたかったんだもん」 「え?」 「いつも耀が作ってくれてて……ホントはあたしが作らなきゃいけないのに」 必死に涙を堪えながらそう呟く芽衣。 「それに耀は料理うまいし……悔しかったんだもん」 何この子……。 何でこんなに可愛いの? 普段から他の子なんかと比べ物にならないくらい可愛いけど。 今……目の前にいる芽衣はもっと可愛い。 必死で涙堪えて……。 肩震わせて……。