そう言って俺に優しく微笑む芽衣を見て俺は寝室へと入って行った。
バタッとベッドに倒れ込むと、俺はすぐに眠りについた。
…………。
「……ん」
ふいに目が覚めて目を開けると、まだ暗い……。
やっぱりソファーでかなり寝たから起きちゃったか。
ボーっとしながらゴロンと横に寝返りを打った時。……あれ?芽衣がいない。
いつも隣で眠っている筈の芽衣がいない。
ベッドの上に置いてある時計を見ると、明け方4時。
普通なら芽衣だって寝てる筈……。
何でいないんだ?
トイレ?でも、布団が冷たい。
手を伸ばして布団に触れてみると、さっきまで寝ていたって感じの温もりは感じられない。
不安になった俺はベッドから起き上がって寝室を出た。

