エプロン姿……。 しかも前髪が邪魔だからってピンで留めて……。 張り切ったように朝食作って……。 芽衣引いてる……? 俺は笑みを引きつらせながら芽衣を見下ろす。 黙っている芽衣に俺は小さな声で呟いた。 「芽衣……食べよっか」 何て答えるだろう……って不安になりながら芽衣を見つめていると、芽衣は頷いた。 「うん」 ほ……。 そんな言葉の表現が合うくらいに、俺は胸を撫で下ろした。 俺……芽衣と付き合う前と今と、かなりキャラが変わってる気がする。 そう今……自分でも自覚した。