むーっとしている芽衣は俺の呼びかけに答えない。 どうしたんだろう? 答えてくれない芽衣に眉を下げていると、芽衣は俯きながら小さく呟いた。 「ご飯……」 「ん?」 「ご飯、作ってくれたんだ」 そう言ってテーブルに用意した朝食達を見つめている。 あ……。 「早く起きたからね」 芽衣に答えながらフッと微笑むと、芽衣は未だにムッとしている。 芽衣……朝食作った事喜んでない? は!! ふと自分の姿を見て、俺はハッとした。