『あなた コウサク君? ミコトのお婿さんになってくれるんだってね』



はい 

ぼくが

おいしゃさんに

なったら

けっこんします



『あら そうなの? じゃあ 頑張ってね』



ミコトちゃんのおかあさんは

はなしかたが

ぼくらと

ちがった



あとで

ミコトちゃんに

きいたら

おかあさんは

トウキョウの

ひとやから

っていうてた 



『うちとけっこんしたら うちのおかあさんもコウくんのママになるねんで』



ぼくは

なんで

そうなるんか

よく

わからんかったけど

でも

いい きぶんになった