あるとき

いつもみたいに

ふたりで

ベッドにはいって

いっしょに

ほんをよんでたら

ミコトちゃんが

きいてきた



『なあ コウくんのびょうきってなに?』



きゅうせいはいえん

っていう

びょうきやねん



『もうなおったん?』



うん

もう てんてき

せんでええから

ほとんど

なおったと

おもう



『そうなん・・・』

ミコトちゃんは

なんでかわからんけど

さみしそうやった



『うちな・・・』



うん?



『びょういんかわるかもしれへんねん』



えっ



なんで?